古くから「相模の飯綱様」と親しまれている神社。もとは長野県の飯綱権現社が本社で、後に日本武尊の御祭神が改められている。御利益は数多くあるが、中でも有名なのが病気平癒。それには、次のふたつの挿話がいい伝えられている。創建時の欽明天皇の代「539年〜」、この地に悪疫が流行したという。その時飯綱権現の化身である白衣の老人が現れ、崖下の森の中に湧く清水を使うようにと告げた。村人がそのすすめに従ったころ、悪疫がおさまった。そこで村人たちが飯綱権現を祀ったのが、この神社のはじまりという説。 もう一説は、約800年前、源頼朝が鎌倉幕府を開いた頃。やはり悪疫が流行し、そこへ現れた白衣の老人が日本武尊を祀れば悪疫がおさまると説いたので、それを祀ったという説。いずれにしても病気平癒を祈願する人々が多く訪れる神社だ。 また、この神社が防火の神といわれるのにもエピソードがある。日本武尊が野火で攻撃されたとき、剣で草を刈って防ぎ勝利したという神話だ。日本武尊をご祭神とするこの神社ならではのこと。この地は古くから八王子街道として栄えてかたが、なかでも生糸を運ぶ重要な街道であったところから、生糸を運ぶ車両の安全を祈念した人々で賑わってきた。交通安全の御利益も多大。 |